COURSE
伊豆急下田駅→JU-ZA 海岸線コース
2022.01.04


南伊豆町といえばやっぱり海!

東を相模灘、西を駿河湾、南は太平洋と三方を海に囲まれた南伊豆町の海岸線延長距離は57.4km。火山活動や地殻変動による衝突を経て出来上がった独特の地形は、海岸線を体感することでより感じられます。

コース紹介は実際に走行してくださったお客さまのレポートから。装備品について、東京駅から伊豆急下田駅までの輪行の様子も詳しくレポートしてくださいました。

立ち寄りたくなるカフェや地魚料理店などグルメ情報もあり。観光も食も楽しみたいという方にオススメのコースです。東京・下田方面からいらっしゃる際にはぜひご参照ください。




南伊豆 サイクリストに優しいお宿『JU-ZA』さんを目指す 2021.11.4〜5

2021年10月にオープンした、静岡県南伊豆町子浦にある『サイクリストに優しい』をコンセプトにしたお宿『JU-ZA』さんを目指して輪行でのツアーに行ってきました。

【装備について】
アップダウンのある地域を、輪行からの自走ということもあり、装備は少なくしようと悩みました。また、現地での気温差も悩ましいところ。

TOPEAKの大型のサドルバックにしようか、リュックにしようかギリギリまで悩みましたが、 結果的には大型のサドルバックが非常に快適!! ダンシングすると多少は振られるけど、バイクが荷物の重さを受け止めてくれるのは本当にありがたい。

中身は、ツールセット(チューブ、アーレンキー、タイヤブート、タイヤレバー、ハンドポンプ、CO2ボンベ)、10年以上愛用しているcraftのウォームインナー、指切りのグローブ、アメニティセット、充電ケーブルセット、モバイルバッテリー。小物はサイクルウェアのバックポケットで十分対応可能。

出発時の装備は、夏用のウェア&インナー、NorthFaceのウィンドブレーカー、秋冬用のグローブを装着。アームウォーマー、レッグウォーマー、上からパタゴニアのナイロンパンツを着用。

今回の撮影は全てiphone12MAX PRO 2。

【浦安ー東京駅】
5時20分に東京駅に向けて千葉県浦安市を自走で出発。11月の早朝の気温はガーミンの気温計では9度。
のんびり走っていると、身体の寒さは気にならないけど、つま先はほんのり冷えそう。自転車に乗ると季節の移り変わりを体感する。早朝の都内は、交通量が少ないから走っていて気持ち良い。

6時5分、東京駅の日本橋口に到着。東海道線の乗り場までのルートは調べておらず、乗り場までが少々不安になる。東京駅は広すぎるから、下見、もしくは調査をしておくと慌てずにすむだろうな。7分ほどで輪行作業完了。

【東京駅ー熱海駅ー下田駅】(乗車時間約3時間30分)
無事に東海道線のホームへ。乗客の混み具合も気になったので、ひとまず進行後ろへ移動。
6時30分の『東海道線熱海行き』に無事に乗車。弁当を買っている余裕はなかったー。やはり、時間の余裕があらためて大切だと実感する。

東京駅からは無事に座れ、輪行してある自転車も邪魔にならないスペースに置くことができた。 終点熱海で伊豆急線に乗り換え『リゾート21』というオーシャンビューシフトになった車両にテンションがあがる。輪行ならではの楽しみ方だと感じた。

【下田駅出発ー道の駅開国下田みなとー下田公園】
9時58分、下田に到着。輪行を解き、シューズの履き替えたりウェアをしまったりして、10時25分頃に出発。
本日のお宿のJU-ZAまでは、海岸線を大回りしても40kmほどだと思っていたので、下田探索もしてみようと思い、気になっていた『道の駅 開国下田みなと』に脚を向ける。

下田駅から500〜600mくらいにあり、レンタサイクルが充実してそうだった。伊豆いちでの一休みの拠点になりそう。販売していた下田バーガーも気になるところ。さらに気になっていた、下田公園』にふらっと立ち寄る 10時40分頃 下田公園に到着。 何気なく公園内に侵入するが、どうやら丘の上の公園だったようで10%近くの斜度が続く。中腹の駐車場までたどり着き「これ、脚を消耗しすぎちゃう!!」と思いここで撤退。(どうやら城山のようですね)『ペリーロード』なるところをを通ってから、山間部ルートの119号線へ入る。

【ランチ前の腹ごしらえ 〜カフェ&ベーカリー『FONTEIN』さんへ】
朝から何も食べておらず、ランチは『海鮮!!』と強く決意していたのだが、途中で見つけた、雰囲気良さげなベーカリー『FONTEIN(フォンテーヌ)』を発見。入ってみると、そそられるパンたちとケーキ達!!カフェも併設してて『めちゃくちゃゆっくりしていきたい!!』 とよぎるが、とにかく頭が『海鮮』だったので、クッキーシュークリームとブルーベリーチーズのパンを購入し、『海鮮』前にちょろっと腹ごしらえをする。

【ランチ 〜地元のお魚がリーズナブルな価格でいただける『地魚料理 信 SHIN』さんへ】
11時35分頃、JU-ZAの宿守さんオススメの『地魚料理 信 SHIN』さんに到着。
注文したのは、海鮮丼と揚げ物のセットの『平日限定ランチ』1100円。海鮮の鮮度は申し分なし!!平日限定というお得感も堪能し、12時過ぎに出発。

【日本の渚100選 〜『弓ヶ浜』へ】
目指す場所は、これまた宿守さんオススメの『弓ヶ浜』へ。
昼食場所の『信』さんからほど近いところにある『弓ヶ浜』では、着いた瞬間に「ここは…。いいな!!」というおだやかなマインドに。ただただ静かな海と、美しい浜。時間を忘れてここでぼんやり過ごしていれば、悟りでも開そうな空間。

『弓ヶ浜』の近くには民宿もたくさんあって、夏場は海水浴のお客さんで賑わうだろうなぁ。これまた『弓ヶ浜』に隣接している『休暇村 南伊豆』はロケーション最強だと思う。どの部屋からもオーシャンビューが保証されているでしょう!!あらためて『気合いを入れて訪れたい場所』にランクイン!!

【『アロエセンター』ー『オーシャンパーク』ー『石廊崎』】
12時35分『弓ヶ浜』を出発し、次に目指すのは『石廊崎』。
途中で『アロエセンター』なるものが。『アロエソフト』 の看板があまりにも気になり、立ち寄り決定。サイクルラックもあり、サイクリストに優しい心遣いを感じる。

『アロエセンター』ということもあって、完全に『アロエ推し』かと思えば、地元で獲れたであろう『岩海苔』や『ところてん』も販売。売り場のおばちゃんと世間話をしながらお目当ての『アロエソフト』をいただく。

『アロエソフト』は、アロエの風味をほんのり感じ、甘さ控えめで食べやすいソフトクリーム。おばちゃんの話だと「この時期は、紅葉に取られてお客さんあまり来ないのよね〜。伊豆には紅葉がないから…」という。『紅葉』は確かに魅力!!ただ、サイクリストにしてみれば、『凍る山』は恐怖の対象であるので、『凍らない山』のある伊豆は、やはりサイクリストにとって優しい地域な気がする。

『アロエセンター』を出発し、石廊崎への看板を発見し左折。山道入り口があったが、駐車場のおばちゃんに「ここから先は徒歩で10分ほど歩く」と声をかけられる。ビンディングシューズで10分上り道を歩くのはしんどい…。「自転車でいくことはできますか?」と尋ねると「県道に出て、オーシャンパークを目指せばいいよ。距離も長いし、結構登るよ。あ、けど登るのが好きなんだよね?」と言われて笑顔で応える。

県道をウネウネ登りながら、15分も走ると『石廊崎オーシャンパーク』に到着。食事できる施設もあり、エアーポンプの貸し出しもあり、自転車は駐車無料なのも嬉しい。

オーシャンパーク内を突き進むと、石廊崎の灯台が現れ、一面の大海原と、背筋が凍るほどの絶壁!! 入江の波は穏やかで、とっても美しい海。近くの港から遊覧船も出ているようで、次回来た時にはぜひ海遊ツアーも組み込みたい!!

伊豆地方を走っていると、突然眼下に絶景が現れて、ついつい脚を止めてしまう。景色のインパクトが強い!『石廊崎』を過ぎてからからも透明度抜群の『ヒリゾ浜』が眼下に。見どころが多過ぎて、全然進みません。

絶景を見た後は、登って下っての繰り返し。最高勾配11%というヒルクライムもあり、サイクリストの脚力が試されるステージ。JU-ZAのある昔ながらの漁師町「子浦(こうら)」まではもう少し。絶景までで脚を消耗しすぎないよう要注意!

【JU-ZAのオススメポイント8選!!】
15時前、JU-ZAに到着。宿守さんが笑顔でお出迎え。
築56年の元民宿を改装したJU-ZAは、懐かしさと快適さが融合する空間設計。その中でもオススメしたいポイント8点をまとめました!


1.自転車をお宿の中に格納できることは『幸せ』である

今まで自転車旅をしてきて、自転車をお宿の中にスムーズに格納してくれるお宿はなかった。本当に嬉しい。また、他の宿泊しているお客さんに自分の相棒を見てもらって、「凄い!!」「かっこいい!!」「この自転車でどこを走ったのですか?」と話が盛り上がるのもすっごく嬉しい!!みんなに見える位置に自転車を置けるのってすごく幸せなことなのかも。


2.こだわりぬいたインテリアが心地よい空間を演出

落ち着いた雰囲気のラウンジには、汗をかいても気にしなくても良い広々としたソファーと、ミーティングでも使用できる広々としたテーブルがある。いこごちが良く、仲間達とつい時間を忘れて語り続けてしまう。


3.使用するのがワクワクの設備
JU-ZAには、最新型の設備が多数設置されている。その中でも特に素敵だなと感じた物を紹介。

心配り満載のハイテクシャワー

最新型のシャワー『アクアタワー』を3台導入。『アクアタワー』では3つのシャワータイプを使用することが可能。 強い水圧でマッサージも可能な『ハンドシャワー』、頭上からのシャワーが心地よい『オーバーヘッドシャワー』、ダイレクトな『打たせ湯』 と楽しめるシャワー!!ついつい気持ちよくて夜と朝とで入ってしまうほど。

安心できるスペース
旅先でのトイレ事情は大切な問題。JU-ZAならその心配はご無用。広いトイレと、最新型のウォシュレットトイレ3台導入。安心感抜群。

トレンドのトースター

ラウンジにはトースター界のトレンドである『BALMUDA』も導入。これで食べるトーストやバケットは一味違うとのこと。

他にもコインランドリー・乾燥機各2台、エアウィーブマットレス、アメニティの充実(環境保全の観点から有料)、各部屋の空気清浄機 と充実の設備。


4.映える!!ビーチモーニング

朝食は、モーニングバスケットを用意してくれる。そのバスケットを持って行って、徒歩3分のビーチにて朝食が可能。朝日を浴びながら、穏やかな海を眺める非日常のモーニングで心も穏やかに。



5.トラブルがあっても安心

自転車のメンテナンス用工具も用意しているので、不測のメカトラブルの強い味方になってくれるだろう。



6.タフなコースでの中継地点として


ロケーションの良さは間違いない『伊豆いち』コースだが、アップダウンの続くタフなコースとなる。2DAYのライドの計画だったら、JU-ZAはちょうど良い中継地点となる。疲れた身体をJU-ZAで癒して、次の日のライドの活力にしてみては。



7.地元の美味しい料理

JU-ZAでは、近くのお店と提携して夕食のプランを提案してくれる。地元の海鮮をメインとした、リーズナブルで美味しい料理がいただける。


8.地域還元というコンセプト
民宿を改修してのJU-ZA。改修をおこなったのは全て地元の工務店さん。JU-ZAで取り扱っている食材や、提携先のお食事どころも『全て地元の素材を生かす』ことをコンセプトとしている。『地方の活性化』を第一とした、マインドにとっても共感でき、これからも応援したいお宿だ。


下田〜南伊豆は、アップダウンの繰り返されるサイクリストの脚力が試されるコース。走行距離は内陸の最短コースで約20km・獲得標高約350m。海岸線コースを走れば『弓ヶ浜』『石廊崎』とロケーション抜群のポイントも多数点在。走行距離約40km 獲得票高500〜600mにボリュームアップも可能。

伊豆地方は『自転車で地域活性しよう』という地域。『下田駅』『道の駅開国下田みなと』には、電動自転車のレンタルも充実。ビギナーの方は電動レンタサイクルというライドスタイルだと、健脚のサイクリストと一緒にみんなで楽しめそう。のんびり家族ときてもよし、合宿で活用してもよし、釣りにマリンスポーツと、楽しみ方は多岐に渡る。

走って満足、休んで満足、心も満足のステキなライドとなった。




ご家族やご友人と一緒にレンタサイクルで楽しむ旅も楽しそうですね。
下田のレンタサイクルはいずれも当日のみの貸し出しとなりますので、返却時間にご注意ください。

伊豆急レンタサイクル 伊豆ぽた 伊豆急下田駅内
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下田市観光協会レンタサイクル 道の駅 開国下田みなと2F

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